080:M1 Crab Nebula かに星雲 – 2009/06/24

M1, Crab Nebula (NGC 1952), is a supernova remnant and pulsar-wind-nebula in the constellation of Taurus. The nebula was first observed by John Bevis in 1731, and is same as a bright supernova recorded by Chinese and Arab astronomers in 1054. At the center of the nebula lies the Crab Pulsar, a rotating neutron star, which emits pulses of gamma rays to radio waves with a spin rate of 30.2 times per second. The nebula was the first astronomical object identified with a historical supernova explosion. Vixen VC200L (200mm diameter 1800mm focal Length) w/o reducer EOS T1i (KISS X3 in Japan) 21 frames of the 60 seconds Exposure at ISO of 3200, stacked with DeepSkyStacker, retouched with Adobe Photoshop Elements 7 and noise-reduced with Noise-Ninja. 12/22/2009 in Sunnyvale California USA M1 かに星雲 (NGC 1952) はおうし座にある超新星残骸で、 地球からの距離はおよそ7000光年。現在も膨張を続けており、 中心部にはパルサーの存在が確認され、かにパルサーと呼ばれている。 超新星自体は中国の記録『宋史』「天文志」に客星 (1054年に突然現れた明るい星)として記され、 日本でも、藤原定家が自身の日記『明月記』に記録をひいている。 また著者不詳の『一代要記』にも記録が残っている。  超新星の出現当時は、金星ぐらいの明るさになり、 23日間にわたり昼間でも肉眼で見えたと言われ、 夜間は後2年間見えていたと推定される。

073:M33 Triangulum Galaxy さんかく座銀河 – 2009/06/24

Sigma 150-500mm Zoom at 500mm + EOS KISS X3 (Rebel T1i) ISO 1600, 2 x Exposure 300 seconds (5 minutes) stacked, No guide, 4 dark frames stacked, no flat frames, Orion SkyGlow Filter (LPS Filter), DeepSkyStacker and Photoshop Elements 7 The Triangulum Galaxy is a spiral galaxy approximately 3 million light-years away in the constellation Triangulum. The galaxy is sometimes referred to as the Pinwheel Galaxy by some amateur astronomy references。Estimates indicate that Triangulum may be home to between 30 and 40 billion stars.

さんかく座銀河はアンドロメダ銀河と比較的近い位置にある銀河で、地球から250万光年の距離に位置し、質量は銀河系の0.5から2倍程度とされる。銀河の直径は約5万光年と推定されている。双眼鏡では本当に条件が良い場合に見え、望遠鏡での観測では銀河の形ははっきりとは捉えづらく雲の固まりに見える。口径10cm程度の望遠鏡でも意外に見え方は良くならない。しかし、空の条件が良い場所で、目を夜空に慣らしてじっくり見ることによって、腕の構造まで見えてくる。口径30cmの望遠鏡でじっくり観察することにより下記のNGC604だけでなく、NGC588、NGC592、NGC595などM33に付随する複雑な構造を見ることができる。写真を撮影すると、腕を持った銀河の形を見ることが出来る。

132:自作ドブソニアン望遠鏡 1 – 2009/06/07

ドブソニアンは天文趣味のアメリカ人ドブソンが考案した望遠鏡で、木工主体でガレージでつくれるので、だんだん普及して来ている。40~50cm口径、長さ2mの筒くらいになると巨大で、息を呑むすばらしい星空が観望できる。
以下はドブソニアン望遠鏡の説明(Wikipedia より): ドブソニアン望遠鏡 (Dobsonian telescope) は天体望遠鏡のデザインの一種で、 大口径の望遠鏡を低コストかつ軽量に作ることができる点が評価されて、欠点はあるものの 1980 年代ごろからアマチュア天文家の間で一定の普及をみることになった。 「ドブソニアン」という名前は 1950 年代にこの型の望遠鏡を考案したアマチュア天文家ジョン・ドブソンにちなむ。 天文家の間では単に「ドブソニアン」とも、さらに短く「ドブソ」あるいは「ドブ」などとも言われており、英語でも “Dob” と略称されている。

129:Using remote shutter on more rigid tripod 撮影精度の向上 – 2009/03/06

超望遠領域の撮影はシャッターを押す時のぶれで鮮明画像が得られなくなるようで、強い三脚と遠隔シャッターで撮ってみました。 最初の満月と比べると、かなり鮮明になりました。 2X Extenderをつけて 1000mm 焦点距離相当で撮ると、市販のしっかりしたカメラ用三脚でもだめでした。 高級機材を使わず”Poorman’s Equipment”でいい写真を撮りたいと思いますが、たいへんですね。 Fは11に絞りましたが、効果があまり認められません。 エッジ シャープニングをかけ、コントラストを上げました。  Canon EOS DIGITAL REBEL XTi Shooting Date/Time 3/6/2009 7:42:29 PM Shooting Mode Manual Exposure Tv( Shutter Speed ) 1/800 Av( Aperture Value ) 11.0 Metering Mode Evaluative Metering ISO Speed 400 Lens 150.0 – 500.0 mm At 500.0 mm

178:M31 4. ダーク減算 と バックグラウンド補正 – 2009/01/19

5 ダークフレイム 4x300 seconds 露光 ダーク減算とバックグラウンド補正をYIMGで行い  Elements7でLevel補正等、 Noise Ninnja でノイズ低減を図りました。 5 dark frames 4×300 seconds exposures The dark removal and the backrground correction are done using YIMG. Photoshop Elements 7 and Noise Ninjya are used for level adjustment and for noise filtering

177:M31 3. Y.N.氏のM31写真 – 2009/01/18

Mさん、Mixiに掲載の M31の写真(星の手帖社の望遠鏡使用)に関してですが、よろしければ教えてください。 ホームページでの説明を読ませていただくと、 画像処理は: 2分露光×2コマ, StellaImage5にてダーク減算後、コンポジット合成、光害によるカブリ減算 との説明がありますが、ダーク減算の効果、コンポジット合成の詳細(平均ですか)、光害によるカブリ減算 のやり方を ご説明くだされば、幸甚です。 2?3日前に、ISO800、267mm 焦点で、3,4,5分露光を三枚を平均合成(Yimgにて)後、Photoshopで処理しましたが、カラーの処理が かぶりノイズのせいか、うまくゆきません。 ダーク減算は効果が薄いと判断して、やってません。 オリジナルの画像、処理後の画像、勉強のため画像処理した、MさんのM31の三枚を掲載しました(以下のURL参照)。 MさんのM31写真は安定してるので、なにをやっても安定した処理が出来ます。技術力ですね。 http://www.jpnclub.org/urata123/modules/myalbum/viewcat.php?num=120&cid=99 沼尻さんの写真の掲載の許可を事後承諾ですが、お願いします。 都合が悪い場合は、見ていただいた後取り下げます。  ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

こんにちは。 > 2分露光×2コマ, StellaImage5にてダーク減算後、コンポジット合成、光害によるカブリ減算 > > との説明がありますが、ダーク減算の効果、コンポジット合成の詳細(平均ですか)、光害によるカブリ減算 のやり方を ご説明くだされば、幸甚です。 まず、ダーク減算の効果ですが、ノイズが減り、端の方に出る熱カブリも消えてくれます。 RAW画像の段階で、ダーク補正をするというのが、天体写真の画像処理の基本ですので、そこは行っています。 次に、コンポジット合成ですが、こちらはステライメージを使っている関係で、加算で処理しています。 他のソフトの場合だと、平均になりますが、最終的な結果はほぼ同じです。 RAW画像ではなくカラー化した後、恒星で位置合わせをしながらコンポジット合成しています。 カブリ減算は、基本的にはフラット補正を行い、さらに光害カブリによる濃度傾斜を調整した後、レベル補正で背景をダークグレーにするということなります。 ただし、このM31の画像では、フラット補正を使用しませんでしたので、ステライメージの周辺減光補正と、カブリ補正の機能で処理を行いました。 背景を均等にできれば、あとは簡単ということになります。 YIMGは少し使ってみましたが、私には扱いづらく、馴染めませんでした。 フリーソフトでは、DeepSkyStacker http://deepskystacker.free.fr/english/ で、ダーク補正やフラット補正、コンポジット合成まで行えますので、画像処理の前半部分については、こちらのソフトが割とわかりやすくて楽でした。 サブチャンさんの画像を見た感じでは、カラーバランスを十分に調整できていないまま強調していまったように見えます。 私がPhotoshopで簡単に調整してみたところ、 ノイズは多いですが、帯状に色の違う部分はありますが、結構淡い部分まで写っているように見えます。 さらに、Noiseware Community Edition http://www.imagenomic.com/nwsa.aspx によるノイズ軽減を行うと、よくなります。 私のM31の画像は、組立天体望遠鏡による作例として挙げましたが、あくまでもテスト撮影で、あまり良い出来ではありません。 それでも良ければ、お使いください。 それではまた。