371: 夏の大三角 光害に負けず – 2021/08/31

二週間ほど天の川の見えないバックヤードから固定三脚で夏の大三角の撮影に挑戦。問題点等が色々わかって、これで終了。レンズ、カメラはEF24-105mm F4.0 L (24 mm 焦点距離), ASI294 MC Proで、4 second露光 x 340 frames をDeepSkyStackerでスタック(積算約23分)。フラットは30枚で、レジ袋はフラット撮影中回し続けた。ダークも30枚。Sharpcap のgainは 419。センサー温度3度。PhotoshopのGradient Maskで軽い処理。結果は写真の黒縁枠が示すように天体の回転で、右に向かって画角が縮小。   赤を通し、UVのカットも弱いASI294のQEスペクトラム特性のせいか、星が膨らみ(天の川写真にはちょうどいいかも)、天の川が赤くキレイに出てくる。慣れ親しんだ色合いに戻すため、Rの一部をGとBに加算。星像のゆがみは気にならないが、この程度だとStar Rounderで丸く出来そう。   これで、固定広角撮影+多数枚スタックは可能性ありのようなので、上位機種コンデジを物色中。長秒ノイズ・ハイゲイン処理を完全に切れる機種はありますか。   考えてみたら三脚も必須ではない。どこかにテープで固定すればいいのだから。 大三角再挑戦 月もなく山火事の煙もやってこなくて、透明度が高くなったので、フィルター(IDAS LPC-P2)をつけて、大三角を再度撮影。機材と条件は同じ。北アメリカ星雲、白鳥座ガンマー領域が出たー!Rが外側に伸びて、すべての星が放射状のカラー楕円型になるので、一計を案じて、R画像のみを差し渡し4ピクセル小さくしてRとGBを比較明(Photoshop Lighten)で重ねた。だいたい色収差が取れる(言わば、R画像 動径方向縮小比較明)。PixInsightかStar ToolsかPhotoshopに動径方向Offsetがあったと記憶するが、定かでない。